管理栄養士による第8回健康通信『食事と運動について』
2023年 12月 23日
| 食物繊維の目標量 | ||
|
| 18~64歳 | 65歳以上 |
| 男性 | 21g以上 | 20g以上 |
| 女性 | 18g以上 | 17g以上 |
2023年 12月 23日
| 食物繊維の目標量 | ||
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| 18~64歳 | 65歳以上 |
| 男性 | 21g以上 | 20g以上 |
| 女性 | 18g以上 | 17g以上 |
2023年 06月 22日
青森も暑い日が続いていますが、夏は日焼けや虫刺され・湿疹など皮膚のトラブルが多い季節です。そんなとき処方される “ステロイドの塗り薬” 皆さんはどんなイメージがあるでしょうか?
ステロイドは大変重要な薬ですが過去のメディアの影響もあって「危険な薬」という印象を持っている人も多いのではないでしょうか。
今回は皮膚のトラブルでよく使われるステロイド外用薬について正しい知識・使い方をお話しします。
まずステロイド外用薬は効果の強い順に、
Strongest(ストロンゲスト) ②Very Strong(ベリーストロング) ③Strong(ス
トロング)
④Medium(ミディアム) ⑤Weak(ウィーク) の5つの段階に分けられます
海外では6段階や7段階に分類されている国もあるそうです。
では、このステロイド外用薬をどのように使い分けるのでしょうか?
もちろん症状の重症度によって医師の判断で使い分けていきますが、使用する部位によっても強さは変えなくてはいけません。
例えば顔の皮膚は腕などに比べるととても薄く薬が吸収されやすいため、基本的にはミディアムクラス以下のものを使用します。また首や外陰部も弱めの薬を用いるのが一般的です。
さらに薬の塗る量にも気をつけなければいけません。
チューブの軟膏やクリームを人差し指の指先~第一関節まで出した量が、両手2枚分の使用量と言われています。これを1FTU(finger-tip unit)といいます。

「ステロイドを使うと皮膚が黒くなるの?」
よく勘違いされるのですが、ステロイドで皮膚が黒くなることはありません。ただアトピーや虫刺されなどで掻きむしった結果、色素沈着を起こすことはあります。これは薬のせいではなく皮膚の炎症が原因なのです。どんなにかゆくても患部を掻いてはいけません。
「ステロイドを使用すると骨がもろくなるの?」
飲み薬や点滴のステロイドを長期間服用すると骨がもろくなり骨粗しょう症の危険が高くなることがありますが、ステロイドの外用薬(塗り薬)ではその心配はほとんどありません。外用薬は皮膚の表面だけに作用し、通常の使用量では体内に入るのはごく少量で、骨に悪い影響を受けることはないと言われています。
塗り薬も正しい知識を持ち、用法用量を守って、安全に使用しましょう!!!
2023年 03月 08日
2022年 07月 06日
現代では多くの方が言葉として聞いたことがある、または経験したことがある「アレルギー」
今回は最近の話題を通して、「アレルギー」についてお話したいと思います。
アレルギー表示食品に関して、消費者庁より令和4年6月1日に発表がありました。
アレルギーの症例6000件余りのうち「くるみ」が463件と、鶏卵、牛乳、小麦に次いで4番目の報告数だったとのことで、アレルギー食品表示を現在の「推奨」から「義務」に変更する方針であるとというものです。
以下の表が現在の対象食材となっています。
| 義務表示 | そば、落花生、乳製品、小麦粉、鶏卵、エビ、カニ |
| 推奨表示 | アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、豚肉、鶏肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、バナナ、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン |

そもそもアレルギーとは…?
私たちの体には自分の体の成分と違うもの、例えば細菌、ウイルス、食べ物、ダニ、花粉などが体の中に入ってきた際、異物(抗原、アレルゲン)として認識し排除してくれる仕組みがあります。その仕組みがかえって生体に障害を与えてしまうことをアレルギーと呼んでいます。
アレルギー疾患で多いのはⅠ型アレルギーで、抗原を認識して5~15分ほどで反応が起こり数時間以内に症状が出るため即時型アレルギーとも呼ばれています。
アレルギー症状を引き起こしている原因物質をアレルゲンと呼びます。何がアレルゲンなのかを調べる検査には以下のものなどがあります。
・血液検査…採血を行い、原因のアレルゲンをみつける検査。まとめて複数のアレルゲンを調べられます。
・パッチテスト…皮膚アレルギーを調べる検査で、アレルゲンの可能性のある物質を背中や上腕に貼り、経過反応をみます。
・プリック検査…アレルゲンの可能性がある物質の液を皮膚に垂らし、針を軽く刺し体内に入れて反応をみます。
アレルギーの性質により実施する検査が異なっています。
自分自身がどの物質にアレルギー反応がでるかが分かれば、日常生活から原因物質を排除でき、命を守ることにも繋がり、より安心で快適な暮らしができることに繋がると思います。
興味・関心があれば、一度検査をしてみるのもいいかもしれません。
2022年 03月 10日
食品中のたんぱく質は消化・吸収されると腎臓に運ばれ、分解されたたんぱく質であるアミノ酸やアルブミンはからだに必要なため再吸収されます。しかしたんぱく質をとりすぎると、ろ過の役割を果たす腎臓の負担になるので、制限をする必要があります。
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